穀雨
穀雨(こくう)、4/20 頃。二十四節気の第六。
字から察する通り、この時期の雨を目安に田畑の種まきなど準備をはじめるということですね。
穀雨の終わりには八十八夜を迎え、豊作祈願の行事などがあったりします。
ちなみに八十八夜は雑節、なので変わり目には邪気=遅い霜がおりて被害が出ることの注意喚起の意味もありそうです。
府中では穀雨から次の立夏ごろに大国魂神社「くらやみ祭」がはいるので、春の雨とともにそわそわしだす人も多いのではないでしょうか。
【初候】葭始生(あしはじめてしょうず)
「葭が芽を吹き始める」
水辺の葭。すだれやよしずの材料ですね。この時期に芽をだした葭を農閑期に刈り取り夏に向けてすだれやよしずを作るイメージでしょうか。
【次候】霜止出苗(しもやんでなえいづる)
「霜が終り稲の苗が生長する」
ようやく霜も降りなくなって苗もそだってウキウキな感じですね。活気にあふれだす季節
【末候】牡丹華(ぼたんはなさく)
「牡丹の花が咲く」
牡丹!キャッチーな花ですね。百花の王。中国北西部が原産のようです。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」